sora tob sakana 音楽プロデューサー・照井順政インタビュー 新作『World Fragment Tour』に込めた「世界と出会い直す」というテーマを紐解く | | moraトピックス
4人組ユニット・sora tob sakanaがメジャー1stアルバム『World Fragment Tour』をリリースする。バンドセットでのワンマン開催、アニソンシンガーやDJも招いた自主企画「天体の音楽会」を開催するなど、アイドルという枠組みに収まらない越境的な活動を続けるこのプロジェクト。全体のサウンドプロデュースを手がける照井順政は、ハイスイノナサ・siraphといったバンドでも活動するミュージシャンだ。現行の前衛的な音楽シーンにも目配せをしつつ、ユニットでの活動をメンバーの成長の場として捉える彼がプロデューサーとして今回意識したのは、世界観を作り込むのではなく彼女たち自身ありきの作品へと「立ち位置を逆転させる」ということ。アルバムタイトルにもある「World=世界」や「Tour=旅行」といった言葉は、10代を駆け抜けるメンバーが向き合うべき課題を示していると同時に、いまこの時代を生きる私たちへの問題提起も含んでいる。その言葉の端々からサウンド・言葉・アルバムの構成すべてに「いま」聴くべき必然性があることが明らかになる、ロングインタビューをお届けする。 (なお、このインタビューは先日の風間玲マライカ卒業発表より前に収録されました) インタビュー・テキスト:北出 栞 世界の音楽シーンとバンドサウンドの現在について ――今回のインタビューはアルバムの発売記念ということになるんですけど、アルバム自体について聞いていくのと並行して、照井さんがどういう風にいまの音楽シーンを見られているか、ということについても伺えたらと思っているんです。その上で、初めに先日のライブ(「天体の音楽会 Vol.2」)についてお聞きしたいなと。アニソンシンガー(YURiKA)にアイドル(フィロソフィーのダンス)、バンド勢(PAELLAS、JYOCHO、Tempalay)とそれぞれまったく異なる音楽性で……率直に言うと、非常にカオスな(笑)。 はい、そうですね。 ――お客さんにとっても新しい音楽と出会える場になるようにということで設計されていたと思うんですが、いかがでしょうか。 sora tob sakanaの全体的なテーマとして「越境する」みたいな、いろんなジャンルをまたいでいくっていうのがあって。いまのsora tob sakanaというユニットの立ち位置として、アイドルフ
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